今回ご紹介するのは私が保育所の年長さんの頃に始めた空手について書いていこうと思います。
空手は2020年のオリンピックの競技にも認定され、注目されている競技かと思いますので、この機会に空手についての説明していきます。
空手とは?
空手って聞いたことない人はいないと思いますが。
空手道(からてどう)もしくは空手(からて)とは、琉球王国(琉球國)時代の沖縄で発祥[1]した拳足による打撃技を特徴とする武道、格闘技である[2]。 空手道の起源には諸説があるが、一般には沖縄固有の拳法「手(ティー)」に中国本土の武術が加味され、さらに薩摩藩示現流や夕雲流など日本武術の影響も受けながら発展してきた
引用:Wikipedia 空手道
と、いう事ですね。w
難しい言葉で書かれてはいますが沖縄で生まれていろいろ影響受けて発展した武術ですね。
個人的に昔道場の師範から聞いた話では手に何も持たない(空)から空手と聞きましたし、格闘技ではなく護身術だ!ともよく言われました。
空手は相手を倒すときに使うものではなく自分の身を守るときに使うものであると散々言われました。小さい頃から習っていたので同級生と子供どおしの喧嘩があったりするとメチャメチャ叱られて、同級生の倍以上泣いてる事も多々あったと思います。w
そのおかげもあり、小学生の頃から私自身も温厚になり、誰かに対して怒るとかってのもほとんどなくなりました。(感情をなくした訳じゃないよw)
空手の種類
空手には大きく分けて2つ、フルコンタクトいわゆる極真空手と呼ばれるものと、ノンコンタクトと呼ばれる文化空手と言われるものがあります。
私が習っていたのは後者の文化空手、ノンコンタクト空手でした。
文化空手は寸止めの空手なので極心空手と比べるとケガも少なく子供や女性にも入り口としては間口が広いと思います。
世界中での競技人口はフルコンタクト空手で約2000万人
ノンコンタクト空手では4000万人もおり
その、フルコンタクト、ノンコンタクトのなかにも非常に多くの流派に別れているので次に代表的なものを紹介していきます。
主な空手の流派
まず、ノンコンタクト空手では
- 松濤館流 (私が習っていた流派)
- 糸東流
- 和道流
- 剛柔流
フルコンタクト空手では
- 極真会館
- 新極真会
- 極真館
- 正道会館
などがありますが、他の流派もとてつもない数があると思います。
私自身はノンコンタクト空手を5歳から18歳までやっていました。
3つの流派で有段者になる事ができましたが、実際は流派ごとにそこまで大きな違いはなく一つの流派で有段者になれば他の流派でも比較的段を取ることは難しくはないと感じました。
では、なんでこんなに流派があるんだろう?と思い調べてみるとスゴイ結果が出ました。
空手の流派は作ることに規定がなく、変な話今の私も勝手に師範になってアイトス流を立ち上げる事もできるという事です!作ってほしい方いたらメッセージくださいw
そういった事もあり流派は無限に出来てしまう競技でした。
オリンピック競技になれなかった理由
2020年東京オリンピックでは空手が正式種目としてはいりました。
これだけの競技人口があり、競技の名前さえ知らない人のいない空手が今までオリンピック競技になれなかったのは上記した理由です。
流派が多すぎる。
ホントかウソか分かりませんが空手は流派ごとにルールも違う場合があり、沖縄では刃物を使う空手もあると聞きました。それを一緒に戦わせた場合けが人がきっと出ます。
そんな競技見たい人がいるわけがありません。
しかし、今回オリンピック競技になった訳ですがルールは基本的な文化空手のルールで行われるそうです。
組手
空手の種目には大まかに組手と型があります。
組手は相手と1対1で戦う競技です。
組手は格闘技とは違い相手を倒した方が勝ちというルールではなく、むしろ相手に強く当たってしまうと反則を取られてしまいます。
基本的にはノンコンタクト空手は寸止めのルールですので相手に当てる事が出来たであろう技を有効だと判断した際にポイントがもらえ、ポイントを多く取った方の選手が勝利となります。
ポイントを取る方法としては
- 上段(顔)への突き(パンチ)
- 中段(腹)への突き
- 上段への蹴り(ポイント高い)
- 中段への蹴り
- 相手を転ばせての突き(ポイント高い)
などがあります。
まぁ実際は結構当たっちゃいます。 動く相手に寸止めってのはかなり難易度高いです。
しかし、力まずに放った拳は威力はなくともスピードはとてつもなく速いです!
対戦選手と対面した状態では瞬きさえ下手すれば隙になってしまうほどです。
目を開けた瞬間にパンチ当たる寸前だったら恐怖ですよねw
そんな速度の選手同士が間合いを図りながら戦っているのが組手です。
型
型は一人で行う競技です。団体型という種目もありますが…
相手はいないのですが、相手と闘う想定で作られているのが型であり一つ一つの動きには相手を想定した意味がある動きです。
正直素人目では理解が難しい動きや、経験者でも意味わからん技もたくさんあります。
しかし、私は型が好きです!!
もともと組手をメインで稽古をしていましたが型は非常に難しく、繊細で美しいです。
何より私が型を好きな一番の理由は、すべての型の始まりが相手の攻撃を受ける事から始まります。
よく師範に空手は護身術だと言われた事を思い出すことができます。
相手が攻撃してきたことによって自分を守る想定で全ての型ができているのです。
なんか日本人らしいというか、非常に素晴らしい考え方だなと私は思います。
型の勝敗は技のキレや重心の置き方、美しさ、本当に相手がいるという事を意識させる目線など字で表現するのは不可能ですが沢山の採点基準があり勝敗が付きます。
本当にトップレベルの選手たちは入場から美しく見てる側の空気さえ一瞬で変えてしまうほどオーラがあります。
最後に
今回は空手について書かせていただきました。
空手だけじゃなく武道や格闘技は非常に練習も過酷でケガも付きものです。
しかし、よく聞くとは思いますが、心・技・体 と全てを鍛えてくれるものですし、上下関係も非常に厳しいところもあるので礼儀や挨拶など社会生活に通じるものを沢山学ぶ事ができます。
最近は年齢問わず当たり前のことが当たり前に出来ない人が多くなってきていると思います。
私自身も若いころよりもしっかりとした挨拶や礼儀ができなくなってきてしまっているんじゃないかと感じる事もあります。
世の中いろいろ嫌なことも多いし、言い訳をしたらキリがないほどたくさんのことが皆さんにもあるとは思いますが、そんな人にこそ空手をはじめたり、見ていただけたらいいなと思っています。
東京オリンピック以降のオリンピックでは正式種目に空手が入ってくるか分かりません。もしかしたら一生に一度しか空手の試合を見れない人もいると思います。
なのでぜひ2020年東京オリンピックでは空手にも興味を持っていただけたら嬉しいです。
なんか出場選手みたいな事言ってますが、アイトスは中年ポッチャリなので出れませんよ?
私の空手が見たい!という方はメッセージにアイトス流の発足願いと書いてメールください。お待ちしております。w