はいどーも、Re:men Gameウルです。
今回はあまり知られていないwavesのボーカルピッチ補正ソフト、
waves tune について書いていきます。
waves tuneって??
ピッチ補正といえば「Melodyne」や「Auto tune」が有名ですが、
実はwaves社からもピッチ補正ソフトが出ています。
それが「waves tune」です。
MelodyneとAuto tuneより非常に安いです。
超お得。
「waves tune LT」版もありましてこちらはwaves Goldの中に含まれています。
使用範囲は狭くなりますがちょい直しくらいならこちらも大いに役立ちます!
どこまでできる?
ボーカルのピッチ補正といえば、
なんてとこがあがると思いますが、
waves tuneも大丈夫!全部できます。
むしろ原音に音質的な影響をあまり与えずに綺麗に補正できます。
当たり前ですがフォルマントもオンに出来るので極端に補正しなければ非常に自然!
オンしただけである程度補正がかかる初期設定なので、
ニュアンスを残して一部だけ直したい場合は読み込んだ後補正値を0にすれば大丈夫。
あと、意外と知られていないですがビブラート部分も結構使えます!
やりすぎは禁物ですがそこそこ自然に揺れてくれますよ!
後述しますがケロケロボイスもできそう・・・?
インサート
weves tuneは1番上にインサートしよう。
あまり他のプラグインと一緒に使わず、ピッチ補正が終わったら1度バウンスしてしまった方がいい。
グローバル補正セクション
まず最初にwaves tune画面左上のグローバル補正セクションを設定する。
実際のピッチ補正はまず修正したいトラックにwaves tuneをインサートして、
一度オーディオを読み込ませる。
インサート状態でwaves tuneを開いて再生すると自動的に読み込みが始まる。
セグメントセクション
プリセット状態で読み込むとその時点でおおまかに修正される。
どのくらいの細かさで修正するかは「Tolerance note」で値を設定する。
細かく読みすぎると意図しない修正が入ったりするのでデフォルトから少しずつ変えてみよう。
そのあとは耳で聴きながら気になる部分を修正していく。
自動で1番近い音に読み込むので、原音がずれた音階に寄っている事があるので直していく。
基本的には気になる部分を見つけたらそのノート(オレンジ色のブロック)を選択して、上下にドラッグすると音階を修正できる。
グラフィックツールセクション
基本ここのツールを使い実際のノート編集でピッチを修正していく。
ツールセクション。左上から
補正パラメーターセクション
ここでどのくらいの補正をかけるか設定していく。
かけすぎれば不自然だが完璧にピッチは合うし、
かけなさすぎればあまり補正されない。
waves tuneは補正の変化を視認できるのでどう変化したかわかりやすい。
ちょうどいい所を各ノートで設定しよう!
ピッチ編集エリア
ここにピッチラインとノートが表示されている。
右下の拡大縮小ボタンで見やすい画面に調整してから作業しよう。
ビブラート
ビブラートはNaturalとSynthの2種類あるが、
わかりやすいのはSynthの方。
ロングトーンなどビブラートをつけたいノートを選択。
下準備が必要で、まずノートが分かれている場合は1列に並べるだけでなくのりツールで1つに結合させよう。
結合させたらRatio100 speed 0に設定する(調整はもちろんあり)
するとまっ平らなピッチの出来上がり。
ここでビブラートのSynthをONにして、
Depthを上げていく。
ピッチが波打つはずだ。
あとは自然にみせるためPreDelayでビブラートの発生を遅らせ、
Attackで徐々にかかっていくようにする。
Rateで波の速さを調整できるので曲に合わせて調整しよう。
ちなみに入りと終わりを前後の波形にスムーズにつながる様に調整した方がいい。
かけすぎは注意!
waves tuneを使ったサンプル
さて、使い方に関しては上記の通り。
次は実際に使ってみよう!
基本今回はヴォーカルのみに使っていく。
まずはwaves tuneをインサートしていない原音を聴いてみよう。
うーんところどころ非常にピッチがずれている(笑)
本来なら失敗テイクでごみ箱行きのトラックだが、
これにwaves tuneをかけてみる。
ずれたピッチを修正していくつかビブラートをかけた。
だいぶ聴きやすくなったはず!
1音近く修正しても違和感はあまり出ない。
最後に遊びでケロケロボイスをwaves tuneで作ってみた。
perfume的なエフェクトだ。
しかし本来ケロケロはAuto tuneが本家。
waves tuneは果たしてどこまでいけるか・・・
ん~~微妙!
あんまりケロケロいかない。
初めてやったから設定が甘いのかも??
というかそもそもケロケロにする曲調じゃなかった!(笑)
歌い方でかかり具合も変わってくるかな。
ヴォーカルのみはこちら
多少はかかってるかなぁ。
今度もうちょっと研究してみます(笑)
ではRe:Men Gameウルでした!